3代目、生誕
PRESSOブランドの特徴は、それがロッドやルアー単体だけではなく、フックや、ワレット、ロッドスタンドといった小物、そしてリールに至るまで展開されていること。いわばエリアアングラーが使用するギアほぼ全てを揃えることが出来るところにある。なかでもリールは、ブランド立ち上げ当初よりロッドと共に発売された商品群。初代PRESSOリールに盛り込まれた浅溝スプール、フィネスドラグ、ローギヤー比、マシンカットショートハンドル等の数々の機能は当時は驚きをもって迎えられたものだが、現在では、いわばエリアスピニングのスタンダードとなっているのはご存じの通り。
そして2014年、満を持して3代目PRESSOが登場。
ZAION製エアローター採用により、抜群の巻き感度はEXISTに匹敵。また、ドラグは定評のATD(※)。バスのフィネスフィッシングでは既に高い評価を得ているが、元々、エリアトラウトへの搭載も視野に入れ開発されたもの。フィールドテスター高田達也も開発テストに重要な立場で携わっている。魚の引きに応じてスムーズにテンションを変化させ、滑らかに効き続けるそのドラグ性能は、エリアトラウトでこそ真価を発揮するものだ。さらにラインナップに、ハイスピードモデルの2025Hが追加されたことも見逃せない。好みに応じての選択肢が広がったわけだ。ラインキャパは両アイテムともPRESSOデュラブラ2.5lb-100m。
※「UTDフィネスチューン」は、ATDのフィネスドラグ版として「ATD」に統一化、呼称変更いたしました。 |